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ボケ味を英語で boke という

英語の辞書にちゃんと載っている日本語由来の言葉は、tsunami, sayonara, sukiyaki, ijime 等々ありますが、boke も50年前から英語になっています。
boke = ボケ」とは、レンズ収差の問題なのですが、
焦点が合っていない部分がボヤけて写るあの現象です。
これをフォトグラファは醜い歪みとして捉えないで、美の表現に積極的に活用するのです。

本来の英語があるでしょうに、なぜあなた方は日本語の「ボケ」を使うの?と、
ある日、京都北山の植物園でボクはオーストラリアの写真家 Alastair Firkin にたずねたことがあります。
意外な答でした。

ブレを美しいものと捉えたのは西洋人ですが、
ボケを美しいものと捉えたのは
日本のアマチュア写真家たちです、と。


これに関係あるように思いますが、レンズの「明るさ」のおかげで「開放でのいいボケ味」を得られると期待する日本人とちがって、
欧米では、レンズの「スピード」という言葉で捉えて、
解放F値が少ないレンズでシャッタースピードが稼げると期待するのです。
もちろんある程度のレベル以上のフォトグラファーは、そういうこととは無縁ですけれど。

さて、この "boke" を徹底的に解説しているサイトをご紹介します。
ここをクリックしてください。

ここでは詳しく書きませんが、
最近ますます小型化してくるデジタルカメラのどうしても克服できない大欠陥の一つが
この「ボケ」が美しく出せないという問題です。
コストとかレンズの質の問題ではなくて構造上短い焦点距離しか取れないことに起因します。

NK自身のボケ活用例を3点:
ボケ味を英語で boke という_d0123103_9134657.jpg
Syushinkan Restaurant, Kobe (2003), Pentax ist-D, Pentax-DA 16-45mm 1:4

ボケ味を英語で boke という_d0123103_9141932.jpg
Hokongo-in Temple, Kyoto (1998), Contax Aria, Vario-Sonnar 28-70mm 1:3.5-4.5

by k7003 | 2015-08-06 05:50 | フォトアート/PhotoArt
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